上の写真の矢印で示されているように、写真情報の一部の項目は元の値が打ち消し線で消されていて、新しい値が設定されているものがあります。これらの項目は、スイッチをONにして送信すると、新しい値に更新して画像を送信します(スイッチがOFFの場合はもちろん項目削除します。)。
以下の6種類の情報が、新しい値に更新される項目です。
- ファイル変更日時
→今回のファイル送信日時に変更します。 - ソフトウェア
→「Photo Rubber (バージョン番号)」に変更します。 - 画像方向
→画像方向が「標準」以外の場合、「標準」に変更します。 - 画像サイズ
- 被写体領域
- 被写体位置
→上記の3項目は、画像方向を変更したり、トリミングやリサイズで画像サイズを変えた時に、連動して変更します。
これらの情報は、Exif規格(デジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格)で、アプリが画像を保存する際に更新して記録することが望ましいとされている項目です。Photo消しゴムは、この規格を尊重し、値を更新して保存しています。
実は、一部の画像処理アプリは、「画像方向」の項目を正しく認識せず、誤った方向に画像を表示してしまうものがあります。このようなアプリを使いたいのに正しく画像が表示されなくて困っている場合、Photo消しゴムを通せば、画像方向が「標準」に更新され、正しい方向に画像が表示されるようになります。なお、「画像方向」の項目は削除可能項目で、この項目が存在しない場合は「標準」が設定されているとみなすことになっています。したがって、Photo消しゴムで「画像方向」の項目を消してしまっても問題ありません。Photo消しゴムは、「画像方向」の項目を削除(または「標準」に更新)する替わりに、画像イメージを元の正しい方向に回転させて保存します。これに連動して画像サイズや被写体領域の座標もきちんと補正します。